さて、先程左手の手術も終わり、このブログも入院中のベッドで書いています。
最近、①へバーデン・ブシャール結節と②バネ指を併発されている患者さんがいらっしゃいました。
前のブログにも書きましたが、②は腱鞘炎の一種で、①は手の指の関節が変形や炎症を起こし、どちらも40代以上の女性が発症することが多く、手の使い過ぎや加齢、更年期や閉経による女性ホルモンの減少によってもおこると言われています。
まず初回の治療として、指関節の痛みがある部分をピンポイントで探し、そこに刺絡をして20〜30滴位瀉血しました。
次に腕〜手を使うお仕事で、寒い場所で重い物も持つとのことでしたので腕のツボにも10〜15分置鍼。バネ指には台座灸をしました。
翌日メールで、指関節の痛みはかなり軽くなったがバネ指は、あまり変わりがなく痛みとこわばりがあるとのこと。
数日後に2回目の治療
肩凝りの治療と、指関節には初回と同じ治療をした後、バネ指の中指に指先に刺絡(爪の脇の井穴ではなく、本当に指の先っちょ)をして瀉血と、手の平の、一番痛みを感じる場所に直接灸をしました。
※台座灸は、モグサと皮膚の間にクッションとなる台座があるのに対して、直接灸はモグサを米粒の1/4位の大きさにして直接患部にお灸をします。
最後に、日頃酷使されている腕を労るようにクリームを馴染ませマッサージをさせていただきました😊
翌日の患者様からのメールには
「一番つらい時が10だとすると、今は3くらい。
今までは、ずっと手ばかりを見ていて周りを見ることができなかったのが、今は手のことを見ながら周りも見ることができる感じになったような。痛みに支配されてた世界から少し出られた感じがしています。」と。
私が手の手術で仕事を休む間、ご自宅で台座灸をしていただくようにお願いしました。
※イラストと写真は
医療法人 ごとう整形外科様
埼玉手外科マイクロサージャリー研究所様
のHPよりお借り致しました🙇♀️